子どもたちが来年の3月まで取り組む様子をお届けしていきます。
第1回 | 「森の中の鳥の生態を学ぼう。木の実が成る 樹を植えよう」座学・実のなる木の植栽 |
令和4年5月 |
第2回 | 「森の中に鳥のおうちをつくろう」鳥の鳴く森づくり① | 令和4年7月 |
第3回 | 「鳥を呼ぶ仕掛けをつくろう」鳥の鳴く森づくり② | 令和4年9月 |
第4回 | 「秋の森を調査しよう」森の現況調査 | 令和4年10月 |
第5回 | 「鳥たちが住む森を調査しよう」 みどりが丘公園、戸田川緑地を散策 |
令和4年11月 |
第6回 | 「冬の森を調査しよう」森の現況調査 | 令和5年2月 |
第7回 | 総合イベント 森と緑の物語 | 令和5年3月 |
今回の森の調査は、10組のご家族参加でした。
秋になっても日差しが強かったのですが、子どもたちは元気いっぱい。
外での活動に興味津々でした。
前回設置したバードフィーダーは、鳥が来ている様子もなく
他にエサが豊富にあるようです。
鳥のエサになってしまう昆虫たちですが…何がいるか探してみました。
ハーモニーガーデンでは、
アゲハチョウ(ナミアゲハ)、(アオスジアゲハ)、
キチョウ(キタキチョウ)、セセリチョウ(チャバネセセリ)、
シジミチョウ(ヤマトシジミ)などを見ることができました。
池の周りを通りながらバタフライガーデンの方まで歩きました。
ウォーターガーデンでは
ススキに似たパンパグラスの葉はのこぎり状になっています。
手をケガしないよう気をつけながら触ってみました。
バタフライガーデンでは花や葉っぱに、チョウの幼虫や他の虫が付いていないか観察しました。
卵や幼虫は観察できませんでした。
フォレストガーデンの森の中では、枯葉のようで見つかりにくい、アケビコノハという蛾(が)を見つけることができました。
前翅(ぜんし)が枯葉に似ていて、後翅(こうし)が橙色地に黒の模様があります。
前側の翅(はね)に後ろ翅(はね)を入れてしまうと枯葉と見分けがつきにくくなります。
擬態(ぎたい)というものです。
チョウやガなどは鳥や他の動物のエサとなってしまうので、見つかりにくい工夫を持っているのですね。
フラリエコートでは木の高さを簡単に測る方法を 二本の割りばしを使って教わりました。
二等辺三角形にして距離を歩数で測り、木の高さが分かるという事です。
知っておくと面白いことを 子供たちに関心を持たせてもらいました。
「ここにはメダカがいるよ」と教えてもらい、瓶(かめ)の中を覗き込んでみました。
メダカは見えたかな?
エントランスガーデンにあるトウゴマは大きくなりました。
この花壇にフジバカマがあり、南下してくる ※”アサギマダラ”が やってくることがあります。
今回は見れませんでしたが、後日やってきていたようです。
今回は、森の中での鳥の観察は少し早かったようです。秋の実りの頃が観察しやすいのでしょう。
残念ながら鳥を見つけることはできませんでしたが、たくさんの収穫がありました。
参加してくれた子どもたちは、草花に触れる機会が少なくなっているなかで、こんなにも身近にチョウやガを見つけることが出来たので楽しそうでした。
見て、触れて、体験して、知って、調べて…と知識や興味をどんどん増やしてほしいです。
次回は「鳥たちが住む森を調査しよう」 フラリエから飛び出してバードウオッチングにでかけます!
※アサギマダラは、北から南の方へ移動している途中に寄ってくれるチョウです。滅多に見ることができないようです。
数日後にハーモニーガーデンに来てくれました。
ひょっとしてフジバカマをお庭に植えると来てくれるかもしれませんよ。
あと、チョウによって卵を産み付ける植物が違いますので
どんなチョウがお庭に来てほしいかによって、植物を選んでみてください。